以前の記事でご紹介した2種類の金貨、「メイプルリーフ金貨」「マン島 キャット金貨」の他にも、世界的に信頼のあるK24金貨の種類はまだまだございます。
今回はその他の主な純金製金貨についてもご紹介いたします。
目次
ウィーン ハーモニー金貨
ウィーン ハーモニー金貨とは
1989年より、800余年の伝統あるオーストリア造幣局が発行する、オーストリア政府保証の法定通貨、「地金型金貨」です。
品位はもちろん99.99%、純金です。
こちらも投資用金貨として世界的な信頼性が高く人気です。
サイズと仕様
1トロイオンス(oz) 約31.1g 直径37.0mm
1/2トロイオンス(oz) 約15.5g 直径28.0mm
1/4トロイオンス(oz) 約7.7g 直径20.0mm
1/10トロイオンス(oz) 約3.1g 直径16.0mm
デザイン
音楽の都らしく楽器をモチーフにしたオーストリアならではのデザイン
表面には、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会場の、楽友協会の大ホール「黄金の間」にあるパイプオルガン、裏面にはウィーンホルン、ハープ、ビオラ、バイオリン、ファゴットなどの管弦楽器がデザインされています。
資産保全としてはもちろん、その伝統と格式を感じさせる美しさから、コインジュエリーとしてリングやネックレスにも使われる人気の金貨です。
オーストラリア カンガルー金貨
オーストラリア カンガルー金貨とは
オーストラリア連邦の西オーストラリア州政府公営のパース造幣局が1986年から発行している「地金型金貨」です。
K24、純金、999.9/1000の金貨で、表面には女王エリザベス2世の肖像、裏面にはオーストラリアの象徴的な動物であるカンガルーがレリーフされています。
このカンガルーのデザインは毎年変わります。
サイズと仕様
1トロイオンス(oz) 約31.1g 直径32.0mm
1/2トロイオンス(oz) 約15.5g 直径25.1mm
1/4トロイオンス(oz) 約7.7g 直径20.1mm
1/10トロイオンス(oz) 約3.1g 直径16.0mm
昔はカンガルーの図柄ではなかった?
過去にはカンガルーの図柄でなく、自然金塊(ナゲット)の図柄が使われていました。
そのため、当時はナゲット金貨と呼ばれていた歴史があります。
現在は可愛らしいカンガルーの図柄になり毎年デザインも変わっているため、コレクションとしての人気も高く、発行年によるデザインの違い、人気の有り無しでも価値が変わります。
その他のオーストラリア発行記念金貨
「カンガルー金貨」の他に、オーストラリア連邦が品位と重量を保証する記念コインとして、毎年発行される干支モチーフの金貨もございます。
干支の動物が細やかにデザインされており、コレクション収集される方もいらっしゃいます。
ツバル ホース金貨
ツバル ホース金貨とは
オーストラリア連邦、パース造幣局製造、ツバル政府発行の駆ける馬(ホース)モチーフの純金金貨で、99.99%以上が金ですので、当然地金としての価値も高く評価、保証されております。
表面は女王エリザベス2世の肖像です。
ツバルは日付変更線のやや西側に位置し、世界で一番早く朝日が昇る南太平洋の小国です。
サイズと仕様
1/2トロイオンス(oz) 約15.5g 直径30.1mm
1/5トロイオンス(oz) 約6.2g 直径22.0mm
1/10トロイオンス(oz) 約3.1g 直径18.1mm
1/25トロイオンス(oz) 約1.2g 直径14.5mm
ホース図柄の由来とは?
表面に描かれている女王エリザベス2世が、競走馬の馬主・生産者として深い所縁があることに由来して、裏面に疾走するサラブレッドが描かれています。
中国 パンダ金貨
パンダ金貨は、中国の造幣局より発行されている純金金貨です。
1982年から毎年欠かさず発行されています。
表面が中国の象徴的な動物であるジャイアントパンダ、裏面が北京の史跡である北京天壇のデザインです。
表面のパンダは毎年デザインが変わり、発行年によっては収集家を中心に高額で取引されることもあります。
サイズと仕様
1トロイオンス(oz) 約31.1g 直径32.0mm
1/2トロイオンス(oz) 約15.5g 直径27.0mm
1/4トロイオンス(oz) 約7.7g 直径22.0mm
1/10トロイオンス(oz) 約3.1g 直径18.0mm
1/20トロイオンス(oz) 約1.5g 直径14.5mm
日本でも人気のパンダ絵柄2018年は?
上野動物園では赤ちゃんパンダ「シャンシャン」の一般公開もスタートし、2018年は何かと話題と人気のあるパンダですね。
金貨発行36年目を迎える2018年のパンダ金貨は、大好物の笹を見つめるパンダの愛らしい顔を表面いっぱいに大きくデザインしています。
1982年の発行開始以来、パンダの顔がここまで大きく描かれたことは過去に無いようです。
このように、コイン、金貨はものによっては稀少性やデザインなどが買取価格に影響することも多く、発行年で価値が変わることもございます。
インゴットなどとはまた違い、地金としての信頼とは別に、豊富な種類や特色をもっている金貨。
銀行で額面通りの換金してしまうのは大変もったいないため、もってのほかですが、もしかしたら、単純に地金でお売りになるよりも、実は価値のある金貨をお持ちかもしれませんよ‥?
金貨、コインの売却の際は、ぜひ専門知識の豊富な、ワンダープライスにお持ちください!