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【ジュエリー】魅惑の希少石 第1弾 パライバトルマリンの定義

2018.09.05

パライバトルマリン

 

 

 

 

魅惑の稀少宝石の数々

パライバトルマリン

こんにちは! 今回は希少宝石についてお話したいと思います。

希少宝石というと、一般の方々は、ダイヤモンドより希少な宝石なんかあるの?という疑問を持つ方もたくさんいると思います。
昨年の12月の「マツコの知らない世界」で宝石の最新情報の一端が紹介されましたが、その中でも、2012年ロシアの発表で、「世界が欲しがる約3000年分のダイヤモンドが眠っている!」という衝撃的な情報もあり、ダイヤモンドの希少性が揺らいでいると思った方も多いと思います。
確かにロシアの地中奥深い所にはとんでもない量のダイヤモンドが鉱物として多分存在するとは思いますが、誰がいかにして採掘するかということにはTVに出ていたインドの宝石商も触れていません。
それどころか、やっぱりダイヤモンドは特別な宝石ですと言っていました。そもそも採掘する技術があるかどうかという問題もあります。

 

10大希少宝石といえば

1、ペイナイト
2、アレキサンドライト
3、タンザナイト
4、ベニトアイト
5、ポードレッタイト
6、グランディディエライト
7、レッド・ダイヤモンド
8、マスグラバイト
9、エレーメージェバイト
10、レッド・ベリル

これらの宝石がよくネットなどで紹介されていますが、ただひたすら産出量が少ないことを競えば上位にランキングされる宝石たちで、私が大好きなレッド・ダイヤモンドもその一つであることは納得します。しかし、やはり本来の宝石としての、美しさ、耐久性、希少価値を総合的に判断すると

1、パライバトルマリン
2、パパラチアサファイヤ
3、アレキサンドライト
が3大希少宝石だと思いますが、みなさまはどう思いますか?

 

 

パライバトルマリンの魅力

パライバトルマリン ネックレス

ネオンブルーの青との出会い

パライバトルマリンは、鉱物学的には7色の色彩のレパートリーのあるトルマリンの一種でしかありません。
しかしパライバトルマリンはやはり特別なトルマリンだと私は思います。
その類いまれな美しさは、石が生きているんじゃないかと感じるほど鮮明な印象があります。

ブラジルの北東のパライバ州が当初唯一の産地で、1989年の1年間本格的に産出しましたが、現在ではその鉱区からの産出はほとんどありません。

パライバトルマリンが日本に紹介されてまだ間もない頃、私はある上得意のお客様に、2ctのパライバのリングをお見せしました。
価格は600万円でしたが、お客様はそのリングを見た瞬間に金縛りにあったような表情をされて、3分程見とれた後、支払はカードでいいかしら?と言い、お客様のお顔がキラキラと輝いていました。
「こんな綺麗な宝石、私生まれてこれまで見たことない・・・・・」夢見ごごちで、お客様は購入して家路につかれました。

その後、様々なお客様から、パライバの要望があり、今振り返ると、パライババブルの時代でした。
当時日本では、第1次パライバブームが起こり、宝石売上を牽引しましたが、数年で、美しい石がなくなってしまい、ブームは一段落しましたが、私のジュエラー人生の中でも最も景気が良く華やかな時代でした。

パライバトルマリンは、透明度や色味の個性から受ける総合的な印象があまりにも強烈だったため、宝石の世界では、その名が浸透して、独立した名称を勝ち取ってしまいました。
その色は、宇宙から見た地球の青のようでもあり、華やかなネオンのような青でもあります。

そしてその個性的な色と共に魅力を引き出しているのが、パライバトルマリン独特のトロリとしたテリです。
その独特なネオンブルーの色合いとテリの秘密は、内包された酸化クロムと銅によるものです。
酸化クロムが強い場合には青が、銅が優勢な場合にはグリーン系の色味になります。

あまりにも世界的な人気に産出量が追いつかない状況だったが、その後、パライバ州の隣のリオ・グランデ州、ナイジェリア、モザンビークでも採掘されるようになりました。
しかし、良質で大粒な逸品の産出量は少なく、また供給もまだまだ不安定で、幻の宝石となりつつあります。

 

パライバトルマリンの価値と品質

ネオンブルーと呼ばれる独特な色合いが、他の色石にはない独特なトロリとした深い青色をもつものに、最上級の価値と評価が与えられます。
ネオンカラーの少ないダークブルーのパライバトルマリンは最上級とは言えません。

次に重視したいチェックポイントは、透明感です。
透明感が高く、かつテリが美しいものが最上級のパライバトルマリンです。

内包物に関しては、他の色石同様に少ないほどに評価は高くなりますが、石の美観を損ねてしまうようなインクルージョン以外は、特別重要視する必要はなく、あくまでも石全体のもつ美しさの印象を大切にしていくことが大切です。

また、できるだけ大粒の一品を選ぶことで財産的な価値は上昇します。

 

パライバトルマリンの定義

宝石鑑別団体協議会(AGL)のパライバトルマリンの定義は 「ネオンカラーが特徴的な銅着色のブルー~グリーン系トルマリンでブラジル産であることが特殊検査にて確認された物に対して分析報告書に限り別名パライバと記載可」
とされておりましたが、モザンビークからも銅含有のエルバイトトルマリンが産出されるようになりました。

このモザンビーク産とブラジル産との識別区別が出来ないものがあり、 パライバトルマリンの定義を2006年5月1日から「銅及びマンガンを含有するブルー~グリーンのエルバイトトルマリン」と変更されました。

鑑別機関の発行するパライバトルマリンの分析報告書に「当初産出された地名に因んで“パライバトルマリン”と呼ばれています。

但し、「産地を特定する物ではありません。」とコメントを入れる事。
「銅及びマンガンの含有とその測定機器名を明記する。」事になりました。

 

 

ワンダープライス各店では、パライバトルマリンの買取強化しております。
鑑別書、成分分析報告書などがあればもちろんお持ちください。
無い場合でも、しっかりと査定させて頂きますので、もしかしてパライバトルマリンかも?という宝石でも、どんどんお持ちください。
お客様のとっておきのお宝を拝見することが一番の楽しみですから。

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