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【ジュエリー】オパールの魅力

2018.08.15

 

 

 

 

 

 

オパールの起源

 

オパールは貴石を意味するラテン語のオパルスに由来し、古代ローマ人は愛と希望を象徴する宝石と考えていました。

 

ローマの詩人プリニウスは、オパールを、ルビーの燃えるような赤、エメラルドのすばらしい緑、トパーズのゴールデンイエロー、サファイヤのロイヤルブルー、アメシストの豊な紫が石の中で結合しているようだと表現しています。

 

オパールは水晶と同じ二酸化珪素を主成分とし、3~10%の水分を含み、非結晶質です。

 

 

 

 

 

オパールの宝石学的特性

 

オパールは宝石学的には2種類に分類されます。プレシャスオパールとコモンオパールです。

遊色効果があるかないかということですが 遊色効果がないオパールをコモンオパールと呼びます。

 

オパールは、数十億もの超顕微鏡的なサイズの一様なシリカ球が規則的なパターンで積み重なってできています。

 

球体のサイズと積み重なり具合により、現れる色と彩度が決まります。

球体が小さい場合には紫、中間が緑、大きい場合は赤と球体のサイズに対応して虹色の遊色として表れます。

 

オパールがどのように形成されるかは、まだ確かなことは解明されていません。

世界中の数々のオパールの鉱床や異なるオパールのタイプを説明できる科学的モデルはありません。

地色と遊色効果の見え方だけで、原産地を特定することは難しいといえます。

 

あるひとつのモデル、風化作用のモデルは、とても有名な分かりやすいモデルです。

このモデルではオパールは、季節的降雨が非常に多く、火山灰や堆積岩などのシリカ(ケイ素と酸素の化合物)に富んだ岩石が豊富な砂漠地帯で形成します。

 

冬の間、豪雨で地下水面が上昇します。 雨水が岩石の間からぽたぽたと落ち、雨水と共にシリカが運ばれます。

シリカが豊富なこの溶液は、地下水面下の岩石の割れ目や空洞に溜まります。

 

夏には、砂漠の太陽がその地域を乾燥させ、地下水面は下降していきます。 水分が蒸発すると、シリカの球体がその場に残ります。

 

このプロセスが何年も何年も、数100万年でも、シリカの球体の層がオパールを形成するまで繰り返されます。

オパールは1億2000万年前から3000万年前に時間をかけて地球の自然の力だけで作られたもので、地球が創造した芸術品であるといえます。

この世で2つと同じ遊色のパターンの石は存在しません。その魅力にとりつかれたジェモロジストや宝石マニア達がいかに多いことか。

 

プレシャスオパールは、遊色のパターンと配置より3分類されます。

【ピンファイヤー】 極小の色の斑点、またはドット 【フラッシュ】 大きな色のエリア 【ハーレクイン】 大きく、はっきりとした、長方形の色の斑点で、角が互いの触れ合っているタイプ。

このパターンは最もレアで、価値が高いといわれています。

 

 

 

オパールの7種の変種

 

① ブラックオパール

バックグランドカラーは通常は半透明から不透明までの範囲の黒からダークグレーだが、青色、緑色、または茶色で光の反射により黒に見えるものもある。

優れた遊色効果を見せるものがある。赤色の鮮明な遊色がでるものは、価値ある逸品といえます。

 

 

② ホワイトオパール

バックグランドカラーは半透明の白から中間的なグレーで、遊色効果がある。

 

 

③ クリスタルオパール

バックグランドカラーは透明から亜透明の範囲で、良好な遊色効果がある。

 

 

④ ウォーターオパール

バックグランドカラーは、透明から半透明の範囲で、カラーレス、白、パープル、ブラウニッシュ、青、青緑がある。

遊色効果は少しか、まったくない。

 

 

⑤ ファイアーオパール

バックグランドカラーは透明から半透明の範囲で、イエロー、オレンジ、赤みがかったオレンジ、または赤がある。

遊色効果を呈するものと呈しないものがある。

 

 

⑥ ボルダーオパール

石基(母岩)となっている岩石の一部を完成品の宝石に含む。遊色効果がある。

 

 

⑦ 張り合わせオパール

 

 

 

 

宝石オパールの層、またはオパールとその他の素材の層で、耐久性と外観を向上させるために貼り合わせられている。

 

張り合わせオパールは、ダブレット(黒に着色したカルセドニー、ガラス、コモンオパールまたは母岩を裏材にして薄いオパールの層を貼り付けたもの)と、トリプレット(ドーム状のカラーレスのクォーツまたは透明のガラスを上側にし、黒に着色したカルセドニー、コモンオパールまたはガラスを裏材にして、オパールの薄い層を間に挟んで貼り付けたもの)の2種類がある。

 

オーストラリアのお土産屋さんで安価で購入できるオパールはほぼこれですので、みなさんご注意ください。

 

 

 

オパールの主要産地

 

オパールは地球上の多くの場所で見つかります。 世界で最も生産高が多いのは、オーストラリアの原野です。

 

エチオピア、メキシコ、ブラジルも重要な鉱床です。

他にも中央ヨーロッパ、ホンジュラス、インドネシア、マダガスカル、ペルー、トルコでも、鉱床が見つかっています。

 

1902年、オーストラリアのニューサウスウェールズ州に位置する小さな街で、ライトニング・リッジは、高品質の美しいブラックオパールを産出することで有名です。

低木の枝だけが和らぎを見せる乾燥してごつごつとした土地のライトニング・リッジは、雨がほとんと降らず、夏の痛烈な暑さに焼かれます。

気候が非常に厳しく、鉱山労働者は過酷な暑さから一息つくために地下住居に住むケースが多いです。

 

 

① オーストラリア

 

オーストラリアはまた、別のタイプの原産地でもあります。

ホワイトオパールはニューサウスウェールズ州のホワイトクリフ地域、また南オーストラリア州のミンタビー、アンダムーカ、クーバーペディでも見られます。

 

ボルダーオパールは世界でも1つの地域でしか見つかっておらず、クィーンズランドで採鉱されます。

 

 

 

 

 

 

② エチオピア

エチオピアでは、ウォロ州のウェゲルテナの村の近くで見つかります。

 

ここで掘り出される宝石の地色は、白、イエロー、オレンジ、茶色がかった赤から、チョコレートブラウンまであります。

遊色効果を呈するオパールもあります。

 

エチオピアのシェワ州にある別の鉱山は、誰もが欲しがる濃い色のブラックオパール、またオレンジ、ホワイト、クリスタルオパールも産出します。

最近市場で流通している比較的手ごろな価格ででているプレシャスオパールはエチオピア産が主流のようです。

 

 

③ メキシコ

メキシコの州のひとつ、ケレタロでは1870年頃から、イエロー、オレンジ、赤みがかったオレンジから赤のファイアーオパールを産出することで知られています。

中には遊色効果を呈するものもあります。 鉱山は観光地で、ケレタロの街はユネスコ世界遺産に登録されています。

 

 

 

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