エリック・クラプトン
エリック・クラプトンのシグネチャー・モデル、Fender USA Eric Clapton Stratocaster UD “BLACKIE”をご紹介する前にギタリスト、エリック・クラプトンについて触れなければなりません。
世界的に見ても彼の名を知らないという人は少なく、3大ギタリストの1人がエリック・クラプトンです。
ジェフ・ベックとジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン)、そしてエリック・クラプトンはブリティッシュ・ロック黎明期を支えたバンド、ヤードバーズのギタリストです。
何故この3人が3大ギタリストなのかはヤードバーズのメンバーであったことが大きいようです。
クラプトンは独学でギターを学び1963年にヤードバーズに加入。
バンドはブルース志向であったが、徐々にポップスよりになったことが原因で1965年に脱退。
1966年には彼のキャリアの中でも重要なバンド、クリームを結成。
クリームはブルースやハードロック、サイケデリック・ロックを融合させたサウンドが特徴的でロック界の中でもスーパーグループの1つと数えられています。
1968年にクリームはバンド内の対立などの理由から解散し、クラプトンはその後、デレク・アンド・ザ・ドミノスで活躍しヒット曲「いとしのレイラ」を発表する。
その後はソロでの活動が多く「ティアーズ・イン・ヘブン」などの代表曲を生み出しています。
クラプトンのことを度々、「スローハンド」と形容することがあるがこれは、チョーキングを多用した滑らかで素早い運指があたかもゆっくり弾いているように見えることからそう呼ばれています。
「Clapton is God」とロンドンの街角の壁に落書きされるほど、世界的にも偉大なギタリストのひとりなのです。
シグネチャー・モデルについて
クラプトンのシグネチャー・モデル、Fender USA Eric Clapton Stratocaster UD “BLACKIE”とはどのようなギターなのか。
その前に..シグネチャー・モデルのギターとは有名アーティストと楽器メーカーのコラボレーションから誕生したものです。
大きな特徴としては通常のスタンダードモデルのギターと違い新技術や特殊な改造が施されています。
アーティストが自分のプレイスタイルに合わせた仕様のギターを製造し、その独自性を打ち出しています。
逆にその反面、独特で個性の強い仕様になっている為、シグネチャー・モデルを敬遠するという人も結構いるようです。
シグネチャー・モデルを発売している有名なアーティストはスティーヴィー・レイ・ヴォーンやB.B.キング、スティーヴ・ヴァイ、ジョー・サトリアーニなどが有名です。
シグネチャー・モデルの存在が新たなギターの誕生に繋がって、沢山のバリエーション豊かなギターが生まれています。
そのアーティストのファンであるならば1度は手にしたいのがシグネチャー・モデルであると言えます。
Fender USA Eric Clapton Stratocaster UD “BLACKIE”のスペック
エリック・クラプトンのシグネチャー・モデル。
愛称は“ブラッキー”。
特徴としては、Fender Vintage Noiseless PUを3基搭載しています。
このピックアップはシングルコイルに起こるノイズが発生しないクリアなサウンドで、ヴィンテージ・ストラトのブライトなトーンが特徴的です。
ハードに深く歪ませてもノイズレスなピックアップになっています。
ミッドブースターが搭載され太く中域が強調されたシングルコイルとは思えないほどの厚みのあるサウンドにすることも可能です。
トーンコントロールはセンタークリックの位置でトーンがフルアップの状態になり、回し切るとローカットになり、絞るとハイカットになります。
このコントロールはセンターとリアのピックアップのみに機能する為、ハイが出過ぎてしまうリアのトーンコントロールに効果を発揮します。
また、クラプトンはアームを仕様しない為、ブリッジが6点留めとなっており、ブリッジが動かないように木製のブロックで固定されています。
これによりクラプトン特有の豊かなロングサステインが得られます。
今回はエリック・クラプトンのシグネチャー・モデル、Fender USA Eric Clapton Stratocaster UD “BLACKIE”をご紹介致しましたが、フェンダーのギターをはじめ様々なブランドのギターを買取強化しております!
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